あのね
この日に一旦帰るって決めたのは
それが「約束」だったからなんだ
そうしないと、君に逢えないからさ
この「約束」以外は、全部自由に好きにできるんだ
君が好きそうな外見とか
君が好きそうな鳴き声とか
君が好きそうなしぐさとか
君が好きそうな眼の色とかね
だから、必死で考えたんだよ
君と一緒に居た時のことを、思い出して欲しくって
それで、晴れて君の前に出現したのさ
気に入ってくれるに、決まってるさ
だって、君のこと、全部知ってるもの
だけど、ごめんね
この日に一旦帰るって決める「約束」があるんだ
仕方ないんだ、こればっかりはね
だからその「約束」の日、ぎりぎりまで一緒に居られるように
頑張ってたんだ
だから、肉体の苦しいとか、正直どーでもいいんだ
1分、1秒でも君と居られたことの喜びのほうが大きいもの